動画を使ってブランディングをする企業が増えている

動画を使ってブランディングをする企業が増えている

「ブランド」という言葉に、皆さんはどんなイメージを抱きますか?高級ファッションに老舗の料亭、持っていればステータスになる車など、きっと多くの名前が頭に浮かぶと思います。
しかし、ブランドは企業名や商品名を指すだけではありません。ブランドは、企業が技術と歴史を少しずつ積み重ねて作り上げた、ユーザーからの「信頼」そのもののこともいうので す。ですから、ブランドは高価なものにだけあてはまるわけではありません。
例えば、シャツ1枚数百円のクリーニング店でも、もし私たちが「あそこならきれい にしてくれそうだな」という意識を持てば、そのクリーニング店は立派にブランディングに成功しているといえます。そのようなブランディングと動画は、非常に親和性が高いといわれています。
ここでは、ブランディングの必要性のほか、ブランディングを動画で行うことのメリット、ブランディングに向いた動画の作り方について ご紹介します。

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ブランディングの必要性

企業が持っているポリシーやビジョン、商品・サービスにおける「ここが肝心です」という要点などをユーザーにしっかり伝えることで、継続的に企業や商品をユーザーに愛してもらう。これがブランディングです。
会社で作っている商品やサービスと同じようなものは必ずどこかにあるはずですが、ほかとの違いをユーザーに認識してもらい、そこから「こっちのほうがいいな」という興味や安心感を抱いてもらうことができれば繰り返し利用され、さらには周りの人たちへのシェアにもつながります。

動画でブランディングを行う

ブランディングの方法は数多くあります。例えば、会社の魅力を企業紹介のパンフレットの中で紹介したり、 会社説明会でPowerPointを使ってプレゼンしたり するのも方法のひとつです。
しかし、この両者では、どのくらいの人数が、その企業の価値や世界観を感じてくれるでしょうか。訴求力はゼロとはいいませんが、動画に比べるととても小さいといえます。

動画で行うブランディングの訴求力を考えてみましょう。例えば、一昔前のCMをいまだに覚えているという経験はありませんか?「あの動物を見ると、とある企業を思い出す」「この季節になるとあの名ゼリフがよみがえる」「あの音楽を聴くと、無性にあれが食べたくなる」など、音楽やコピー、映像といったさまざまな情報が織り込まれた動画は、ユーザーに多大なイメージを与えているのです。
一過性のメッセージではなく、ユーザーの心の片隅に残り続ける動画というのは、企業とユーザーの距離をぐっと近づけ、その先のアクションにもつなげることができるのです。

動画がもたらすメリットと効果

ブランディングを動画で行うことのメリットは、「あの企業なら安心、安定したクオリティが望める」といった親しみや信頼を、ユーザーにスピーディーに、強く伝えられることです。
また、従来であれば、動画を掲載する媒体といえばテレビや映画館、駅などのモニターがある場所に限られており、広告を出すには莫大なコストが必要でしたが、今は無料で動画をアップできる環境が整っています。さらに、自分たちからの発信のみならず、SNSなどによる拡散の効果も期待できます。
これまで、大きなお金を出さないとできなかった動画でのブランディングが、簡単にコストも抑えてできるようになったのです。

ブランディング動画に必要な3つの要素

映像

ブランディングを狙った動画は、奇をてらいすぎたり、インパクト勝負にだけ出てしまったりしては、悪い意味でのブランディングになりかねません。「炎上」という言葉があるように、社名を言っただけで「あの動画で話題になった…」と嫌な顔をされてしまっては元も子もありません。
前述したように、ユーザーに多大な情報とイメージを与える動画は、良い意味だけでなく悪い意味でも、ユーザーの意識に長いスパンで印象を与えることになります。一度、信頼を失ってしまえば、それを取り戻すには、たいへんな時間と労力がかかるのです。
実際、良い方向に響くブランディング動画を制作するには、どのようにすればいいのでしょうか。以下に、ブランディング動画に必要な、3つの要素についてご紹介します。

1 しっかりとしたコンセプト

ブランディング動画には、しっかりとしたコンセプトが必要です。「何を伝えたいのか?」を明確にする。これは当たり前のようですが、制作する上では常に意識しておかなければならないポイントとなります。
「それを持つ(利用する)ことは、こんなにもすごいことなんだ」「この会社はこんなことまで考えているんだ」とユーザーにわかってもらえなければ、それはブランディング動画ではなく、ただの雰囲気動画になってしまいます。そうならないためにも、動画を制作する前の段階で、企業が思っていることややりたいこと、売り出したい商品の魅力を棚卸すると良いでしょう。

2 明確なターゲット

ブランディング動画には、明確なターゲットも必要です。「誰に伝えたいのか」ということも大事な 要素となります。
もちろん、できるだけ多くの人に気に入ってもらえる動画であるのに越したことはありませんが、万人ウケを狙おうとすると、結局、記憶に残りにくいものになってしまいます 。性別や年齢だけでなく、住んでいる場所や仕事、趣味、生活リズムなど、ターゲットを明確にすればするほど、ユーザーにリーチしやすい動画を想定できるのです。

3 最初のつかみやストーリー性

ご存じのように、世の中には動画コンテンツがあふれています。そのため、最初のつかみがないと、すぐに違う動画へとスキップされてしまう可能性があります。また、その後の展開も大切です。一見、広告とは思えないようなストーリー性のあるもの、音楽や映像によって思わず目が離せなくなってしまうものなど、より長く再生してもらう仕掛けを用意しましょう。
時間と手間暇をかけてコンセプトを決めても、「伝えきる」ことができなければ無意味なものとなってしまうのです。

ブランディング動画はいい制作会社を見つけることが重要

ただの動画制作ではなく、「ブランディング」という意図が盛り込まれた動画を作るとなると、容易にはできません。つい、ブランドを意識しすぎてしまい、ユーザー目線からそれてしまったり、ユーザーを不快にさせるものになったりして、ブランドイメージを損なうおそれもあります。

しっかりとした成果を上げるブランディング動画の制作を目指すのであれば、実績のある制作会社に依頼することをおすすめします。 いい動画を作って、 正しいブランディングをしていきましょう。

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金子 光
金子 光(かねこ ひかる)
新卒で楽天グループ株式会社に入社。
営業管理として40人規模のチームをマネジメント。その後社員3人のベンチャー企業に入社し新規事業立ち上げを経験。
現在はナイルのマーケティング相談室編集長として、Webマーケティングに従事している。
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