【ブランドクエリでの流入分析が楽に!】Google Search Consoleに「ブランドクエリフィルター」が追加

金子光

著者:金子光

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【ブランドクエリでの流入分析が楽に!】Google Search Consoleに「ブランドクエリフィルター」が追加

2025年11月、Google Search Consoleのパフォーマンスレポートに、「ブランドクエリフィルター」が追加されました。

このフィルターを利用すると、ブランド関連クエリでのトラフィックを、自動的にそれ以外のクエリと別にして分析できるようになります。

本記事では、ブランドクリフィルターの概要から具体的な使い方、さらには分析結果をどうサイト改善に活かすといいのかまで、わかりやすく解説していきます。

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新機能「ブランドクエリフィルター」の概要

ブランドクエリフィルターとは、Webサイトへの流入クエリを「ブランドに関連するもの(ブランドクエリ)」と「それ以外(非ブランドクエリ)」にAIが自動で分類し、それぞれのパフォーマンスデータを分析できる機能です。

これまで、ブランド検索による流入を分析するには、正規表現を使ってキーワードを絞り込む必要がありました。

ブランドクエリフィルターを使うと、そういった面倒な作業をする必要がなくなり、ブランドクエリと非ブランドクエリの分類が自動的に行われます。

ブランドクエリフィルターは、Google Search Consoleメニューの「検索結果」のフィルター機能から利用でき、「ブランドクエリ」もしくは「非ブランドクエリ」のどちらかを選択すれば、設定完了です。

<ブランドクエリフィルターの設定イメージ>

ブランドクエリフィルタの設定イメージ

引用:Google Search Central ブログ

この機能における「ブランドクエリ」とは、次のようなキーワードを指します。

<ブランドクエリに該当するキーワード>

  • ブランド名そのもの(例: Google、トヨタ自動車)
  • ブランド名のスペルミスや表記ゆれ(例: Gogle、トヨタ)
  • ブランドに関連する製品・サービス名(例: Gmail、クラウン)

このように、正式名称ではなくても分類してくれますが、100%正確ではない点に注意しましょう。

また、Google Search Consoleのメニューの「分析情報」にはブランドクエリと非ブランドクエリからの流入割合の内訳が一目でわかるカードが追加されます。

<「分析情報」内のブランドクエリ経由の流入割合カード>

「分析情報」内のブランドクエリ経由の流入割合カード

引用:Google Search Central ブログ

このカードを見ると、ブランド認知がどの程度Webサイト全体のトラフィックに貢献しているかが一目瞭然です。

ブランドクエリフィルターは今後数週間かけて段階的に展開される予定で、現状すべてのWebサイトで利用できるわけではありません。

また、ブランドクエリフィルターを利用するには、Google Search Consoleをドメインプロパティで登録していることと、流入数が十分にあることが条件となります。

ブランドクエリフィルターの活用方法

ブランドクエリフィルターを活用すると、次のような分析がしやすくなります。

<ブランドクエリフィルターの活用方法>
  • SEOにおける指名検索対策
  • ブランド認知度向上施策の効果測定

SEOにおける指名検索対策

ブランドクエリフィルターを使うことで、自社がどんなブランドクエリで検索されているのか、そのクエリにおける流入数や平均掲載順位を簡単に確認できます。

ブランドクエリフィルターを活用することで、指名検索キーワードにおいて、順位が取れていないキーワードや、適切ではないLPが表示されているキーワードなどを効率良く発見でき、対策しやすくなります。

ブランド認知度向上施策の効果測定

ブランドフィルターを活用すると、テレビCM、Web広告、PRイベントなどのブランディング施策を行った際に、取り組み前後でブランドクエリの表示回数・クリック数がどれだけ変化したかを確認しやすくなります。

施策によって、ブランド想起がどれだけ高まったかを数値で把握でき、認知施策の成果を見る際に有効です。

ブランドクエリフィルターを活用し効率よく分析しよう

ブランドクエリで検索するユーザー(=指名検索ユーザー)は、すでに企業やサービスへの興味関心が高く、コンバージョンに近い層です。

そのため、指名検索対策は優先度の高い対策になります。

そこで、ブランドクエリフィルターを使えば、ブランド由来のトラフィックと、それ以外の検索流入を簡単に確認できるようになります。

「認知向上施策の成果を見たい」「指名検索まわりの状況を把握したい」といった場面で役立ちますので、ぜひ活用してください。

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