2025年11月、Google Search Consoleに新機能「カスタムアノテーション」が追加されました。
例えば、自サイトの数値を振り返る際、特定の日に数値が増減していても、その原因がわからないことがありますよね。
そこでカスタムアノテーションを使えば、こうした分析時のつまずきを軽減できます。
本記事では、カスタムアノテーションの概要から具体的な使い方、そして日々の分析にどう役立つのかを分かりやすく解説します。
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Google Search Consoleの新機能「カスタムアノテーション」とは?
カスタムアノテーションは、検索パフォーマンスのグラフ上に任意のメモを記録できる機能です。
<カスタムアノテーションの利用画像>

これまで多くのWeb担当者は、順位変動に影響しそうな出来事をスプレッドシートやカレンダーなど別ツールで記録していたと思いますが、Google Search Consoleのデータと照らし合わせる手間がかかる点が課題でした。
しかし、カスタムアノテーション機能により、こうしたサイト内外の重要な出来事を、Google Search Consoleのグラフ上に直接記録できるようになります。
例えば、次のような出来事を記録しておくと、数値の振り返りがしやすくなるでしょう。
- SEO施策の記録:サイトリニューアルなどWebサイト全体に影響を与える施策を実施した日
- コンテンツ更新の記録:新規記事の公開日や、既存記事のリライト日
- 外部要因の記録:Googleコアアップデートや、競合の大きな動きがあった日
- オフラインイベントの記録:テレビや雑誌で自社が紹介された日、プレスリリースの配信日
これらの情報がグラフ上に記録されていることで、数値変動があった理由を都度確認しなくても把握することができるのです。
カスタムアノテーションの使い方
カスタムアノテーションの使い方は非常にシンプルです。
まず、メモをしたい日付にカーソルを合わせ、右クリックします。すると「メモを追加」というポップアップが表示されます。
「メモを追加」をクリックすると入力欄が開き、記録したい内容を120文字以内で入力可能です。
<カスタムアノテーションの追加方法>

作成したアノテーションは、後から編集・削除でき、最大200個まで追加できます。
500日以上経過したカスタムアノテーションは自動的に削除されるため、気をつけましょう。
また、カスタムアノテーションはプロパティにアクセスできる全ユーザーに共有されますので、個人情報など機密性の高い内容は記載しないよう注意してください。
分析の質を高める「記録」の習慣を
サイト内外の出来事を記録しておけば、「どの施策がどの程度の効果を生んだのか」「どんな事象がどれだけ影響を与えているのか」を確認しやすくなり、分析の精度も上がるでしょう。
ぜひカスタムアノテーションを活用し、日々のサイト分析に役立ててください。
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