2025年10月、Google は検索結果での広告表示方法を変更しました。
広告枠は「スポンサー広告」というラベルが大きく表示され、ユーザーが任意で広告を非表示にする機能が追加されています。
本記事では、この新しい広告表示の仕様と、企業のマーケティングにどのような影響を与えるのかをわかりやすく解説します。
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Googleが検索結果の広告表示形式を変更
Googleは、検索結果ページの広告デザインを変更することを、Ads&Commerce Blogにて発表しました。
従来は広告ごとに「スポンサー」と表示されていましたが、新仕様では広告枠全体の上部に、大きく「スポンサー広告」表示を出し、画面上部に固定表示する形になっています。
さらに、「スポンサー広告を非表示にする」ボタンも追加され、ユーザーは広告枠を折りたたんで見えなくすることができるようになりました。
表示されるテキスト広告は最大4件までで、それ以降はユーザー自身が「もっと見る」をクリックすることで表示されます。
見やすさと操作性が意識された構成といえるでしょう。
<検索結果画面上の新旧広告枠の比較>
Googleは今回の変更について、「広告ラベルの視認性は業界最高水準を満たしている」と説明しており、ユーザーがより直感的に広告かどうかを識別できるようになったとしています。
この仕様は、スマートフォンとパソコンの両方で順次展開されており、ショッピング広告などにも反映される予定です。
検索結果全体の見え方が変わるアップデートとして、SEO担当者や広告運用者にとっても注目すべき変更といえるでしょう。
広告と自然検索結果の区別が明確になるとどうなる?
自然検索からの流入が増え、広告のクリック数が減少する可能性があります。
アメリカのSEO会社「First Page Sage」の調査によると、2025年5月時点で広告枠1位のクリック率は2.1%、自然検索1位のクリック率は39.8%でした。
引用:「First Page Sage」
この結果からも、ユーザーは広告より自然検索結果を優先してクリックする傾向にあることがわかります。
そのため、広告と自然検索結果の違いがより明確な現在の仕様では、この傾向がさらに強まることが想定できます。
一方で、広告のクリック率が下がっても、流入後のコンバージョン率(CVR)は上がる可能性も。
というのも、これまで以上にユーザーが「これは広告だ」と理解した上でクリックするようになるため、よりコンバージョンにつながりやすくなるかもしれません。
自サイトのデータを継続的に観察しよう
これらの仕様変更は段階的に実施されるため、影響は導入初期と数ヵ月後で異なる可能性があります。特に、導入直後の数値は慎重に扱いましょう。
私自身、新仕様の検索画面では、広告と自然検索の区別がややわかりづらく感じました。
もし多くのユーザーが同じように感じる場合、広告と自然検索の境界があいまいになり、広告のクリック率が増え、自然検索流入が減る…といったことが起こるかもしれません。
そのため、アクセス数やクリック率などのデータを定期的にモニタリングし、どのような変化が起こるのかをウォッチしていきましょう。
ナイルのSEO相談室では、このようなSEOの最新動向について、日々発信しています。
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