最近のGoogleの変動はペイデイローンアップデート2.0とパンダアップデート4.0の2本立てが原因??その内容と対策

最近のGoogleの変動はペイデイローンアップデート2.0とパンダアップデート4.0の2本立てが原因??その内容と対策

先週末くらいから、確かに検索結果で不安定な動きが見られ、SEO関係者の「Google動いてる…?」的なツイートもその時期から多く見られました。

そんな中、先日GoogleのMatt Cutts氏がこのようなツイートをしていました。

“Googleは本日パンダ・アップデート4.0を実施しましたよ(5/21)”

 

“先週末、Googleは”とってもスパミーな検索クエリ”に向けたアップデートを実施しましたよ(5/21)”

 

このことから、”パンダ・アップデート4.0″と”ペイデイローン・アップデート2.0″という比較的規模の大きな変更が、先週末~今週末にかけてほぼ同時期に実施されていたことが分かりました。

パンダはまだしも、ペイデイローンについては、「ぺイデイローン?何それ?言いにくい!ダサい!」と思われる方や、「それって1996年に公開された、突如現れたUFOに地球が襲撃される系のウィル・スミス主演の映画のタイトル?」などと思われる方も相当数いると思われます。

既にクライアント様からも次々と質問をされていますので、解説を入れておきます。

「この変更に伴いどんな対策をすべき?」について

具体的なアルゴリズム解説は後にして最初に結論を言っておきますと、これらの変更は「大半のサイト運営者にとってはさほど影響のない話」であって、更にちょっと乱暴に言えば、今回は仮に影響があったとしても、基本的なSEOの取り組み方針としてやるべきことは特に変わらないです。

それはつまり、ユーザーが欲しがる情報を用意しておきましょうとか、薄いコンテンツを減らして中身の詰まったサイトにしましょうとか、不正なリンクを取り除いて正当なリンクを集めましょうとか、スパム的なことをするのはダメです、とか技術的に問題が発生しそうな実装があるのであれば最適化しましょう、というようないつも言われていることになるのですね。

変更に伴うランキングの調整の方法を探すのではなく、変更の背景や意図を理解し、SEOの取り組みに反映させる

パンダ、ペンギン、今回の”ペイデイローン”にしても然り、こういう比較的大き目の変更があったとして、それに都度「今回はこう!」「次はこう!」「そんでもって次は、、こう!」みたいな感じで何かを対応していくというスタンスは、正直いえばなかなか不毛な場合も多いです。

何故ならば、Googleが定期的に行う”変更”の大半は技術的な刷新や変更、あるいは追加であって、「検索サービスとしての方向転換」では決してないのですよね。つまり基本的にはどういう検索結果にしたいかという方向はだいたい固まっていて変わらなくて、それを実現するために、次々に新しい技術や仕組みを取り入れているというようなイメージです。

それにもう一つ理由を言うのであれば、あからさまな問題点とあからさまなタイミングの一致がある場合を除き、最近では原因を特定することももちろん難しい場合が大半です。

アルゴリズムの変更はいちいち公表されるものではそもそもありませんし、日常的に様々な変更を加えられ、かつ以前のアルゴリズムよりもかなり多面的な評価がされているということも考慮すると、ほとんどの場合は「考えても分からないものを考える前に、目の前に山積みになっている課題を一つ一つクリアしていきましょう」ということになるわけです。

もちろん、内容によっては「やるべきこと、考えるべきことが変わる(≒増える)」場合ももちろんあります。ですが本質的に大事なのは、「この変更を経て、今ランクを調整するためにどういう対応をすべきか」ではなく、「この変更はなぜ行われたのか、そしてその上で、自分たちがやることを追加、変更する必要はあるか」という考え方が良いのではないかなと思います。

※参考:Googleがアルゴリズムを変更する目的とSEOの役割

そういう意味では、今回はなにか大きく慌てるようなことがあるかというと、まだ不明な点もありますが、基本的には従来の仕組みの延長線上で行われている変更ですので、特にないかなと(ただしもちろんこういう不安定な時は自サイトや競合他社のランキングの観測はきちんとやっておきましょう)。

ということで、ここから先は各々についてまとめていきます(主に初心者向けに書きますのでそこまで厳密な解説はしません)。

ペイデイローン・アップデート

ペイデイローン(Payday Loan)とは、「次回振り込まれる給料を担保にした少額のローン(貸金)」のことみたいです。確かに日本だと馴染みはないですね。

アルゴリズムとの関連性の文脈としては、なんのこっちゃ良く分かりません。

ペイデイローン・アップデートの内容

ローンとSEOと何の関係があるの?と言えば、「こういう系のキーワードは(上位表示されると売上に直結しやすいため)スパムに汚染されやすい」という特徴があります。これは日本でも同じことが言えますね。

その「不正に順位操作されたサイトで検索結果がいっぱいになってしまいがちな残念な検索キーワード」の代表例として”ペイデイローン”という言葉が使われ、一般的なこのアップデートの呼称となっているわけです(Google公式の名称ではなく、通称。)。

このアップデートは、そういう残念なことになっている検索結果をきれいにしますよ(スパムをやってるサイトを排除しますよ)、という意図の更新です。

ペイデイローン・アップデートの対策は?

このアップデートの趣旨として、繰り返しになりますが「一部のスパムに汚染されまくったキーワード」を対象に、そうしたスパムサイトを排除するようなアップデートです。

例えば、日本国内で言えばギャンブル系キーワード、アダルト系キーワード、金融系キーワードなどは全体的にそういう傾向が昔から根強いですね。もちろんジャンルどうこうではなく、あくまで「スパムされやすい検索キーワード全般」ということなのですが。

どのキーワードが、とはもちろん明言されていません。ただし一般的に「激戦」と言われていたキーワードではガラッと検索結果が変わりました(変なサイトがゴッソリいなくなったり)。

ということで、これを気にする必要がある可能性がある人は、

  • 検索結果上位がスパムサイトで埋まってしまうようなテーマのサイトを運営していて、
  • 自身もスパムな手法を使ってSEOを行っていて、
  • ここ最近になって急激に順位が下落したように見える

のようなごく一部の方であって、ほとんどの方は影響のないアップデートと言えます。

※ここでいうスパム、はリンク購入に限らず、順位操作系のスパム全般を指しています。

ペイデイローン・アップデートまとめ

特定の手法や状態に対して評価を下げる、というよりも一部の特定のキーワードでの検索結果を、その中でスパムな手法を使って順位操作しようとしているサイトを排除することによってキレイにする、というような主旨のアルゴリズムであるとご理解下さい。

したがって、ほとんどのWeb担当者の方には影響ないものと思います。

パンダ・アップデート

もう英語圏で最初に導入されてから3年以上もたつのですね。SEO担当者の方であればほとんど全員が知っている内容なのでしょうが、最近はいちいちアップデートの公表もされなくなっていたので、耳慣れない方のために改めて解説を入れておきます。

パンダ・アップデートの内容

色々調べれば出てくると思いますので、ものすごくざっくりとした解説をしておきます。

  • 低品質なコンテンツが上位に出てきにくくするために実施されています。
  • 低品質とは例えば、単純に中身がスカスカだったり、
  • どこにでも書いてあるような薄っぺらいことしか書いてなかったり、
  • 他のサイトと共通のコンテンツしか載せてなかったり(独自性がない)、
  • 全体的に信頼できなさそうなサイトだったりが該当して、
  • 全体的にそういうコンテンツを多く抱えているサイトが検索にヒットしにくくなります

ざっくり言えばこういう感じです。こういうアルゴリズムを考慮した上で何をすべきかという点については、めちゃくちゃイメージで言えば、薄っぺらーく広がったサイトよりも、筋肉質で密度の濃いサイトを目指しましょう、というようなイメージです。

※具体的な対策はこちらの記事を:Google パンダアップデート 業界・タイプ別 傾向と対策

パンダ・アップデート4.0の特徴

まず、”4.0″とか”2.0″とかってというのは、アルゴリズムのアップデートのバージョンの話です(同じアルゴリズムの中でも、仕組み自体が刷新されたり、その仕組みの中で処理されるデータが更新されたりされます)。

パンダ・アップデート4.0では、以前(下のツイート参照)から言われていた“Next generation Panda(次世代パンダアップデート)”なのか?というのが少し関係者の中での関心事項になっています。まだ公式なアナウンスはありません。

“GoogleのMatt Cutts氏は(SMX Westというイベント内で)、新しいパンダアップデートは、小規模な事業者(サイト)にポジティブな影響を与えるだろう、と話していた(2014/03/14)”

 

まだ、これが具体的にどういう仕組みなのかは詳しくは分かっていないのと、今回のアップデートがこれにあたるのか?というのは何とも言えない状況ではあります(個人的には、おそらく今回で実装されたかなという気がしていますが)。

小規模なサイトが優遇される、というよりも、コンテンツ規模の大きなサイトを優遇せず、小規模サイトも大規模サイトも公平に評価できるようにする(規模の大きなサイトが、規模が大きいというだけで相対的に優遇されないようにする)的な文脈なのかな?と思うのですがどうなんでしょうか。公式なアナウンスを待ちます。

そしてまた先ほどと同じ議論なのですが、だからこの変更に際して何かを変える必要があるかといえば、特に大きなものは思いつかないです。規模が大きいから、という理由だけで恩恵を受けていたサイトがあって、こういう変更によりランクが落とされたとしたのであれば、もう少し、一つ一つのコンテンツに磨きをかけていく必要がありますね、という具合でしょう。

以上となります。ちょっと長くなってしまいましたがお伝えしたいところは中盤で書いてしまいましたのでこのあたりで。

ナイル株式会社 土居

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著者紹介

土居 健太郎(どい けんたろう)
土居 健太郎(どい けんたろう) 取締役

東京大学工学部を2度の留年を経て休学し、復帰すること無く中退。その後フリーターとして飲食店で働くも、ひょんなことから2009年ナイル株式会社に参画。2010年よりWebコンサルティング事業部 事業部長としてWebコンサルティング事業の立ち上げに従事。その後執行役員を経て、2015年、取締役に就任。「Appliv」にもサービスリリース時よりSEO/サービスグロース面から携わる。著書に「10年つかえるSEOの基本」がある。

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