半年でカテゴリページへのセッションが338%改善されたアパレルECサイトのSEO事例

半年でカテゴリページへのセッションが338%改善されたアパレルECサイトのSEO事例

アパレル系Eコマースサイトの内部改善施策によって、自然検索からのセッションやトランザクション数、流入キーワード数の増加に成功した事例をご紹介します。

サイト概要

今回ご紹介するのは、主に若い女性向けアパレル商品を取り扱うEコマースサイトです。2007年からサイト運営をされており、カテゴリ数は200程度、5,000点ほどの商品をサイト内で掲載しています。アイテムのほとんどは、仕入れ商品であり、ブランドについても世間にあまり認知されていません。

トレンドアイテムをサイト内で豊富に取り扱い、安価でユーザーに提供することを強みとしており、一定のユーザーから好評を頂いているサイトです。

施策開始前の自然検索トラフィック・ランキング状況

ビッグキーワード帯ではもともと1ページ目にランクインされていたこともあり、自然検索からのトラフィックも少なくありませんでした。自然検索からの流入のうち70%以上がTOPページをランディングページとしてユーザーを獲得していたこともあって、ビッグキーワード帯で上位表示している恩恵を大きく受けていました

画像1 改善前のセッション数
 
また、TOP・カテゴリ・詳細・その他のページへの流入の見込みがある、約1,300キーワードで順位計測した際のランキング分布は以下のとおりでした。
 
画像2 ランキング分布

クライアント様からの要望

顧客獲得のためリスティング広告も出稿されていますが、無料でユーザーを集められるSEOのメリットをご契約前から十分に感じていらっしゃいました。TOPページを起点としたサイト流入を多く集められていたこともあり、ビッグキーワード帯の更なる上位表示によってサイト流入を改善していくことを望まれていました。

どのようなプランニングをしたか?

こちらのクライアント様には、2015年4月からSEOコンサルティングを実施させて頂いています。

サイト調査の結果、カテゴリ数に対して、カテゴリページへの流入が少ない点が収益を上げきれない原因の一つになっている事に着目しました。加えて、商品名やブランド名の認知度も低く、商品詳細ページやブランドページへの流入増加施策もしづらいこともあったため、とにかく検索流入が見込めるカテゴリページを短期間で改善していくことに重点をおいた施策を提案し、内部改善を進めていきました。

使用されているシステムの制約

クライアント様が使用されているシステムには大きく以下のような制約がありました。

  • title、meta description、h1といった各要素が全て連動するため、個別の設定ができない
  • 大カテゴリ・中カテゴリ・小カテゴリの各ページのナビゲーションも個別の設定ができない
  • カテゴリページにテキストボックスが存在しないため、テキストを配置することができない

実施してきた内部改善施策

以下のような内部改善を約5ヶ月の期間で継続的に進めていきました。

  • title・meta description・h1のキーワード調整
  • 内部リンクのアンカーテキスト調整
  • 大カテゴリ・中カテゴリ・小カテゴリページの親子関係の構造化
  • URLが分散して存在するページの統一
  • グローバルナビやパンくずリストなど各ナビゲーションの発リンク要件やリンク先URLの整理

以下は弊社から提出した資料の一例です。
 
画像3 提出資料例

施策を進めてきた結果

2015年4月からカテゴリページへの検索流入数の改善を目的とした施策を進めてきた結果をご紹介します。 ランキング分布は以下のように変化していきました。
 
画像4 ランキング分布

 
サイト全体でのオーガニック検索トラフィックは以下のとおりです。
 
画像5 オーガニック検索の流入数 セッション数は46.67%改善トランザクション数は44.10%改善しました。

 
次に重点的に施策を進めてきたカテゴリページをランディングページとした自然検索トラフィックです。
 
画像6 カテゴリーページのオーガニック検索の流入数 セッション数は338.06%改善トランザクション数は236.00%改善しました。

 
この他にも以下のような改善がありました。
 
画像7 その他改善項目
 

制約が厳しくても成果は出せる

titleやmeta descriptionといったタグのキーワード調整の制約を始め、階層毎のナビゲーションの修正やページへのテキスト追加が自由に出来ないといったシステム上の制約があるなかで改善施策を進めてきた結果、5ヶ月という比較的短い期間でこのような成果を出すことができました。

また、一連の内部改善により、直接的に手を加えていないカテゴリページ以外のトラフィック改善にも繋げることが出来たことも、概ね良かったのではと思います。

まとめ

今回はアパレル系Eコマースサイトの事例でしたが、アパレルに限らずEコマースサイトの場合、今回ご紹介した制約以外にも、様々な制限のなかでSEO施策を進めていかなければならないケースも多いです。しかし、重点を置くべきポイントをしっかりと絞って、その改善だけに集中し、基礎的な改善を継続して進めていく事で、多くのサイトの場合このような収益を上げていくことも可能かと思いますので、諦めずにぜひトライしてみてください。

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著者紹介

藤沢 佑介(ふじさわ ゆうすけ)
藤沢 佑介(ふじさわ ゆうすけ) コンサルタント(SEO・サイト運用コンサルティング)

大手SEO会社を経て、2012年ナイル株式会社にコンサルタントとして入社。SEO業界に身を置き約7年が経過する中で、GoogleやWeb業界の変遷を理解したSEOの提案と取り組みを大事にしている。クライアントのビジネスに深く関わり、老舗ECサイトの売上を1年で2倍にするなどの実績を持つ。

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