リンクレピュテーションとは

SEOで使われる用語「リンクレピュテーション」について解説しています。

リンクレピュテーションとは

リンクレピュテーションとは、リンク元ページに貼られたアンカーテキストの情報を基にリンク先ページの情報を判断しようとするロボット型検索エンジンのランキングアルゴリズムの概念一つです。

なぜリンクレピュテーションという概念を採用しているか

検索エンジンは検索キーワードの言葉の意味や検索の意図を理解し、ランキングアルゴリズムに基づいて検索結果の表示順序を決めています。

表示順序を決める際、仮にWebサイトの内部の情報だけを頼りにランキングすると、サイト運営者の自己アピールがうまいサイトほど上位表示されてしまうなど、検索ユーザーの満足を必ずしも得られない検索結果となり、ユーザー離れを起こす原因にもなり兼ねません。

そのためGoogleなどの検索エンジンは検索結果の品質を向上させる事を目的として、Webサイトの内部の情報だけでサイトを評価する事はせず、外部サイトからのアンカーテキストを分析して、外部サイトからどのように紹介されているか、つまり外部からの評判=レピュテーション(reputation)も材料にランキング結果を判断しています。

例えばGoogleで「こちら」というキーワードで検索した際、執筆(2015年1月)時点では下のような検索結果が返ってきます。

検索語「こちら」のGoogle検索結果。1位にAdobeの公式サイト、4位にはYahoo!Japan、5位には郵便局などの結果となっている

1位にはAdobe Flash Playerのインストールページ、2位はAdobe Reader のダウンロードページ…といった具合に「こちら」というキーワードが使用されていないサイトが多く表示されています。

なぜこのような結果が返されるか?ということはAdobe Flash Playerのインストールページの被リンク状況を見てみると理解できます。

Adobe Flash Playerのインストールページの外部リンク状況の画像。「こちら」というアンカーテキストでのリンクが全体の中でもかなり多い

上の図を見てみると「こちら」というキーワードのアンカーテキストが多く集まっているのがわかります。

なぜこのような検索結果になっているのか

この事から分かるように、Googleはリンクレピュテーションの概念によって「こちら」というキーワードとの関連性の強いページと判断されていることがわかります。

同時に先ほどの検索結果で上位に掲載されているページは、リンクポピュラリティという別のランキングアルゴリズム(リンクの数と質でページの重要度を判断するアルゴリズム)によっても高い評価を受けているため上記のような検索結果になっているのではないかと推測されます。

SEO上の注意点

リンクレピュテーションやリンクポピュラリティといったランキングアルゴリズムを逆手にとって、有料リンクや不自然リンクを大量に設置していく事は検索エンジンのロボットを欺くスパム行為であり、見つかった場合にはペナルティが課せられ順位下落が起こります。

加えて、検索エンジンの性能の向上に伴い、こうしたリンクのアンカーテキストが指し示す内容以外にもページの内容を理解するために様々な手がかりが使われるようになっていますので、リンクレピュテーションを悪用することは現在では限りなく無益有害に近いと言ってしまって良いでしょう。

上述のとおりですが検索エンジンはこれらのランキングアルゴリズムを検索結果の品質向上を目的に採用している事を念頭に置き、スパム行為に手を染める事なくSEOに取り組んでいきましょう。

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