Fetch as Googleとは

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Fetch as Googleとは

Fetch as Googleとは、Google Search Consoleにあった機能の一つで、現在は「URL検査」という機能に変更されています。この機能では、GoogleにURLのインデックスとリクエストしたり、Googlebotが取得したHTMLソースを確認したりすることができます。

ここでは、Fetch as Googleの機能や使い方を解説します。

追記:2019年3月28日にFetch as Googleの機能はGoogle Search Consoleからなくなりました。現在、同等の機能を持つものとしては「URL検査」があります。つきましては、この記事は当時の考え方などを知るためにご活用していただければと思います。

この記事のポイント

  • Fetch as GoogleとはGoogle Search Console内の機能のこと(2019年3月28日に機能削除)
  • インデックスリクエスト、ソース情報の確認、ダウンロード時間の確認、レンダリングの確認が可能
  • インデックスリクエストを行うことで検索エンジンに再クロール、インデックスを促すことができる

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Fetch as Googleとは

Fetch as Google(フェッチ・アズ・グーグル)とは、GoogleのクローラーであるGooglebotがWebページの持っている情報をどのように取得しているかを確認、URLのクローリングをこちら側から要求し、インデックスを促進させることができるウェブマスターツールの機能のひとつです。

また、2014年6月にレンダリング機能がFetch as Googleに追加されました。これによってGooglebotがどのようにWebページを認識しているかを画像ベースで確認することができるようになったほか、なんらかの理由で取得できなかったリソースについても一覧で理由つきで表示してくれます。さらにCSSやJavascriptなどの外部リソースを用いたページについても、実際にどのようにGoogleにページ情報を取得されているかをプレビューで確認することができます。

ウェブマスターツール内、左メニューにある【クロール】→【Fetch as Google】から利用可能です。

ウェブマスターツールのメニュー画像です。

Fetch as Googleの機能

インデックスリクエスト

こちら側からGoogleにページのクロールを依頼し、ページのインデックス登録を促進する事ができます。リクエスト方法は「単一のURLのみクロールしてもらう」と「単一のURLとそのページから直接リンクされたページをクロールしてもらう」の2種類あり、それぞれに1ヶ月で使用できる回数が決まっています。

【Fetch as Google】でURLを取得後、【インデックスに送信】をクリックする事で使用出来ます。

Fetch as Googleでインデックスリクエストする際の画像です。

インデックス送信の種類と使用回数制限

  • 「単一のURLのみクロールしてもらう」⇒ 月500件まで
  • 「単一のURLとそのページから直接リンクされたページをクロールしてもらう」⇒ 月10件まで

インデックスリクエストの注意点

この機能はインデックスをリクエストするための機能ですが、必ずインデックスされるという訳ではありません。ページをクローリングしてもらったとしても、noindexが付与されているページや、コンテンツが薄いなどの理由でGoogleの品質に関するガイドラインに準拠していなかった場合はインデックスされない場合もあります。

ソース情報の確認

Fetch as GoogleのHTMLソース確認画像です。

Googlebotが取得したページのHTMLソースを確認する事が出来ます。

ダウンロード時間の確認

Googlebotがページ情報のダウンロードに掛かった時間を確認する事が出来ます。

Fetch as Googleのページ情報取得時のダウンロード時間の画像です。

レンダリング

Googlebotが取得したCSSやJavascriptなどの外部リソースを含むページ情報をプレビューで確認する事が出来ます。

Fetch as Googleのレンダリング機能の画像です。

SEO上での効果

検索結果にページを表示させるためにはGoogleにページをインデックスしてもらう必要がありますが、開設して間もないサイトはクローラーがサイトに訪れる頻度が低く、インデックスされにくい状態となっています。
「1秒でも早く検索結果にページを表示させたい!」といった時には、Fetch as Googleのインデックスリクエスト機能を使用して、クローラーをこちら側から呼び、インデックスを促進すると効果的です。
また、ページ内の情報を更新した際や新しくページを追加した時などに用いるのもオススメです。

最新のSEOについて知りたい方はこちら

追記:Fetch as Googleの代わりはURL検査を使いましょう

Fetch as Googleは冒頭に記載した通り、現在はツールとしては存在しませんので、代わりに「URL検査」機能を使いましょう。

Fetch as Googleの代わりはURL検査を使いましょう

※一度URL検査をすると、履歴として表示されます。

URLを入力すると、以下のような画面に遷移します。

URLを入力すると、以下のような画面に遷移します。

こちらの画面では、「インデックスリクエスト」や検索エンジンのページに対する認識が分かる「カバレッジ」機能などがあり、Fetch as Googleとほぼ同等の機能として使うことができます。
また、右上の「公開URLをテスト」をクリックすると、リアルタイムで検索エンジンがページをどのように認識しているかがわかるため、ページのレンダリングなどに不安のある方はこちらの機能も使用しましょう。

リアルタイムで検索エンジンがページをどのように認識しているかがわかる

まとめ

Fetch as Googleとは、Google Search Consoleにあった機能の一つで、現在はURL検査という機能に変更されています。 検索エンジンからのページの認識、レンダリング状況の理解、インデックスリクエスト機能など、今も昔もSEOには欠かせない機能です。適切に使用しSEO施策に活かしていきましょう。

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金子 光
金子 光(かねこ ひかる)
新卒で楽天グループ株式会社に入社。
営業管理として40人規模のチームをマネジメント。その後社員3人のベンチャー企業に入社し新規事業立ち上げを経験。
現在はナイルのマーケティング相談室編集長として、Webマーケティングに従事している。
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ナイル編集部
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2007年に創業し、約15年間で累計2,000社以上の会社にマーケティング支援を行う。また、会社としても様々な本を出版しており、業界へのノウハウ浸透に貢献している。(実績・事例はこちら

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