SEOでは文字数の多い長文コンテンツが有利ですか?

SEOには「ユーザーのためになるコンテンツ」を作ることが重要、と言われるようになってから久しいですが、「ユーザーのためになるコンテンツってどんなコンテンツ?」とお悩みの方も多いと思います。

弊社のお客様からも、SEOの文脈でコンテンツの話になると下記の様な質問を度々頂きます。

「良いコンテンツ=情報が多い=文字数が多いコンテンツ、ということですか?」

「競合が4000文字なので、5000文字書けば勝てますか?」

こういった質問は、弊社と同じくSEOコンサルティングやコンテンツマーケティングを支援している企業の方であれば1度はされたことのある「SEOで答えるのが難しい質問」の1つかと思います。

そこで、今回はSEOとコンテンツの文字数の関係性について解説したいと思います。



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文字数が多いコンテンツがSEO上強いという考えを多くの人が持つ理由

なぜSEOとコンテンツの関係において「文字数が多ければ多いほど評価されやすい」という考え方を多くの人が持っているのでしょうか。

理由は2つあります。

  1. 長文コンテンツが検索結果上位を獲得していた過去
  2. コンテンツの文字数と情報の網羅性の関係

それぞれの理由について解説していきます。

1.長文コンテンツが検索結果上位を獲得していた過去

1つ目の理由は過去に文字数が多いコンテンツが検索結果上位を獲得していた時期があったためです。2016年ごろまでは、質の良し悪しを問わず1万から1.5万字程度のコンテンツを持つメディアサイトが検索結果の上位を占める傾向にありました。

しかし、ペンギンアップデートパンダアップデートなどの検索アップデートにより低品質のコンテンツは評価されにくくなり、ユーザーの検索意図に合った品質の高いコンテンツのみが評価されるようになりました。

したがって、現在は文字数が多くても内容がコピーコンテンツ中心などの低品質なコンテンツは評価されません。そのため、文字数を増やせば検索上位を獲得できるとは一概に言えません。

2.コンテンツの文字数と情報の網羅性の関係

2つ目の理由として文字数が多いと情報の網羅性が上がることがあげられます。Googleの検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド(https://support.google.com/webmasters/answer/7451184?hl=ja)では「読者が求めているものを把握して提供する」ことも「コンテンツを最適化する」項目の1つとして取り上げられています

文字数が多いコンテンツでは情報の網羅性が高くなります。つまり、文字数が多く情報量が多い記事なら、多くの読者が求める様々な情報を一つの記事で網羅できます。その結果、ユーザーが求めている答えを包括している可能性が高いため、文字数が多いコンテンツは検索結果の上位に入りやすいです。

ですが、これはある程度の質をともなったコンテンツのみがあてはまることであり、文字数を増やすことだけを意識した内容のないコンテンツは検索エンジンから評価されません。

さて、ここまで指摘してきたとおりGoogleはコンテンツの質なども加味して順位を決めるため、文字数だけをもとに順位が決まるわけではありません。では、どのようなコンテンツが検索エンジンに評価されるのでしょうか?

検索エンジンに評価されるコンテンツの要素

検索エンジンに評価されるコンテンツの要素は大きくわけて3つあります。

①適切な文字数

適切な文字数とはそのコンテンツが狙うキーワードによって異なります。

ここで実際にキーワードを検索して検索上位結果のページを見てみましょう。下の画像はこの記事の作成時(2018年2月22日)に「SEO」とGoogleで検索して、その上位結果を抜粋したものです。

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1ページ目の検索結果の内容を見てみると、コンテンツの平均文字数は1万字を越えています。これは「SEO」というキーワードが抽象的であり、ユーザーの検索ニーズが多様であるためだと考えられます。

例えば、SEOという言葉の意味を知りたいユーザーもいれば、SEOの施策を学びたいユーザーもいます。また、企業のマーケティング担当者がSEOを外部に委託しようとして検索してるかもしれません。

このように「SEO」というキーワードの検索ニーズが多様であるため、その検索ニーズをすべてカバーしようとした網羅的なコンテンツが評価されていると想定されます。

実際に「SEO」の検索結果で1位(2018/03/14時点)に表示されている本サイトのエントリーでは、SEOの目的からSEOの簡単な歴史、SEOによって得られる成果や検索エンジンについてまで幅広く触れられています。

記事執筆時の検索結果7位までは、SEOの基礎に触れつつ具体的な施策の内容を示すなど、同様に幅広い情報を取り扱っていました。ここから「SEO」というキーワードでは検索ニーズが幅広く、網羅的なコンテンツがGoogleに評価されていると想定されます。

では、次にSEOと内部リンクを組み合わせて「SEO 内部リンク」と検索してみましょう。以下の画像が検索結果です。

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先程の検索語「SEO」にはサイト内部に関する施策だけでなくサイト外部の施策もSEOの言葉の意味など多様なニーズを含んでいます。

一方、「SEO 内部リンク」はSEOの中でも内部リンクのSEOへの影響や効果について知りたいという具体的な検索意図があると想定されます。

実際に検索結果を見てみると、主に実際の内部リンク設計の事例や改善方法といった内容の記事が上位表示されていて、検索結果上位の平均文字数は3千字後半となっています。「SEO」の検索結果の記事内容と比較すると、具体的な施策の説明などが多い傾向です。

以上から、検索するキーワードの抽象度合いでユーザーのニーズは違うことが分かります。そして、ユーザーのニーズが違えば、評価されるコンテンツの内容や文字数も異なります。したがって、キーワードのニーズに応える情報量・文字数でコンテンツを作成することが重要です。

②信頼性の高いコンテンツ

専門性の高い記事やユーザーの検索意図にあったコンテンツはGoogleの検索エンジンから高く評価されます。実際に、昨年12月には信憑性が高く充実した情報がより評価されるような検索アップデートが行われました。以下がアップデートを発表したGoogleの公式ブログの抜粋となっています。

 

Google では、今週、日本語検索におけるページの評価方法をアップデートしました。この変更は、医療や健康に関する検索結果の改善を意図したもので、例えば医療従事者や専門家、医療機関等から提供されるような、より信頼性が高く有益な情報が上位に表示されやすくなります。”
参考:Googleウェブマスター向け公式ブログ 「医療や健康に関連する検索結果の改善について」(https://webmaster-ja.googleblog.com/2017/12/for-more-reliable-health-search.html)

 

今回のアップデートでは対象が医療系のキーワードでしたが、今後は対象を広げて検索の改善に取り組むと宣言しています。

そのため、Googleが信頼性が高い情報を評価するという方針は、他のキーワードに関しても変わらないはずなので、ユーザーの検索意図にあった信頼できるコンテンツを提供するという視点は不可欠です。

③検索エンジンに最適化されたサイト構造

コンテンツの質や量だけでなく、サイトの構造も検索結果を決める上で大切な要素です。

例えば、内部リンクがサイトの構造やページ毎の意味と情報を適切に伝える設計になっていれば、同じコンテンツでも検索エンジンがコンテンツが更新されたことを早く認識したり、コンテンツの内容を把握しやすくしたりします。

一方、いくらユーザーの検索ニーズに合ったコンテンツでも、技術的な要件が検索エンジンに最適化されていなければ検索上位を獲得する難易度は上がります。コンテンツの質とサイト構造などの内部施策、どちらが欠けてもSEOのパフォーマンスは最大化されないため、どちらもしっかり取り組む必要があります

以下では、内部リンク設計と内部SEO対策のチェックリストについてまとめられた記事です。これらについてより知りたい方は是非ご覧ください。

SEOで本当によく見る”もったいない”内部リンク設計

内部SEOの対策のためのチェックリスト

まとめ

文字数が多いコンテンツを作成すれば検索結果の上位を獲得できるわけではありません。コンテンツを作るときには、

・検索結果からユーザーの検索意図を想定し

・その意図に沿ったコンテンツを、根拠を持って十分に説明し

・コンテンツが評価させるようにサイト全体の技術要件を整える

の3点に注意することが重要です。

 

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